2017-03-04 太宰治 暗い暗いとの前評判からついつい闇(病み)の気配に 手を伸ばしていました。 しかし、文学というものは何やら健全なもの らしく「人間失格」を読破したところで 暗い気持ちなんて微塵もなく どこからでも光は見出せるんだ と言われているような感覚にすらなりました。 「斜陽」でも同じく。あれは特に女性の独白体で 語られているから尚のことポップに 染み込んできました。 深く読み込めていないからそんな軽々しい 印象でしか受け取れないのか…。 今の読書は感じたままに。 二度目三度目と読むにつれて変わっていく 楽しみも残しておく。